山崎賞
富山県の廃村を拠点に独自な営農活動を展開しつつ、「人と土の大学」の開講、「草刈り十字軍」
運動の推進、海外への技術協力など、幅広い文明批評の実践をつづけている農業開発技術者協会の
活動を、当初から見守っていた哲学者・山崎正一教授が昭和48年春に東京大学を退官の際、退職
金を農業開発技術者協会代表の足立原貫教授(当時、富山県立技術短大。1996年富山県立大学
短期大学部教授にて退職)に寄託。足立原教授は、山崎教授の芳志を生かすべく、事業益金を賞金
として還元提供するというしくみで学術奨励賞を創設した。
詳細は山崎賞公式サイト http://www.tsuyoshi.gr.jp/adachihara/yamazakisyo.htm へ

山崎賞の選考対象及び選考方法
選考対象 その年度の授賞対象学術分野において、地道な研究活動により、着実な成果をあげつつある者。
賞   賞状。  賞品。  奨励金。
選考方法 毎年春、山崎賞奨学会世話人会において、その年の授賞領域を決定するとともに選考委
       員を委嘱する。選考委員会は、締切日までに提出された候補者名簿および資料に基づき
       受賞者を選考する。
当初は「哲学奨励山崎賞」の名称で授賞対象を哲学系の分野に限り昭和48年秋から、毎年秋に
富山市内で授賞式をおこない、受賞者は下記の10氏であった。
第1回 (昭和48年) 村上陽一郎(東京大学助教授)
第2回 (昭和49年) 廣松  渉
第3回 (昭和50年) 市川  浩(明治大学教授)
第4回 (昭和51年) 坂部  恵(東京大学助教授)
第5回 (昭和52年) 広川 洋一(東海大学教授)
第6回 (昭和53年) 山崎 庸佑(九州大学助教授)
第7回 (昭和54年) 加藤 尚武(東北大学助教授)
第8回 (昭和55年) 吉田 敦彦(成蹊大学教授)
第9回 (昭和56年) 足立 和浩(東京都立大学助教授)
第10回(昭和57年) 福居  純(一橋大学教授)
昭和58年秋に開催した創立10周年記念講演会を機に、授賞対象を哲学系の分野に限らず、学術分野全般
に広げ、賞の名称も「山崎賞」と改めた。以後の受賞者は次の通りである。
第11回(昭和59年) 吉田 春夫(学術振興会奨励研究員・天文学)
第12回(昭和60年) 井上  健(秋草学園短期大学講師・植物学)
第13回(昭和61年) 永原 裕子(東京大学助手・鉱物学)
第14回(昭和62年) 柳父  章(桃山学院大学助教授・翻訳論)
昭和63年秋は、主催団体の組織変更に伴って、創設15周年記念講演会のみを行い、受賞者の
選定を見送った。
第15回(平成元年)  小野 高幸(国立極地研究所助手・オーロラ物理学)
第16回(平成2年)  小川  了(国立民族学博物館助教授・民族学)
第17回(平成3年)  しんかい6500運航チーム(海洋科学技術センター)
第18回(平成4年)  王   敏(中国・松花江大学客員教授・帝京大学講師・日本研究)
第19回(平成5年)  中澤 高清(東北大学助教授・地球物理学)
第20回(平成6年)  野家 啓一(東北大学教授・科学史)
第21回(平成6年)  小笠原 強(神奈川大学助教授・生物学)
第22回(平成7年)  赤坂 憲雄(東北芸術工科大学教授・民俗学)
 (以上のカッコ内の所属・肩書等は、受賞当時のもの。)
 
山崎賞奨学会
事務局:〒939-8177 富山市安養寺596 農業開発技術者協会内
電話 (0764)29−3071